2022年09月04日
けんかといじわるとなかなおり

・・・「ケンカ」絡みのお話が続きます。
ところで娘達には、小さな頃から
「『ケンカ』は、どんどんやっていい」 と 言ってきました。
そして、そのあとに必ず
「でも、『いじわる』は絶対やってはいけないよ」と 付け加えていきました。
先生が思う、ケンカといじわるの理論は、
ケンカは、必ず相手がいるものだから。
ケンカは、相手がいるから、できること。
だから最後にはきちんと、仲直りができること。
相手の言い分をちゃんと聞けて、自分の言いたいこともちゃんと言えること。
(ただし、命にかかわるような危険なことや、
相手が嫌だと言うことは、絶対にしてはいけません)
いじわるは、漢字で書くと、「意地悪」
つまり、自分の「意地」が「悪い」ということ。
自分ひとりだけで やること。
勝手に相手に攻撃すること。
弟がいる先生は、たくさんたくさん
お互いに「ケンカ」をして、育ってきました。
たくさん「ケンカ」をした分、
お互いの弱さや、辛さや、苦しさがわかって
自分も反省する ということを知って、
相手に譲る ことも覚えて
自分の悪さも、弱さも受け入れて、お互いに。
最後には、お互い「ごめんね」と謝れて。
ケンカをして、仲直りをした後は、
前よりもっと、仲良くなれたと思いました。
まさに、<雨降って地固まる>でした。
そんな理由も話しながら、長女と次女にも、伝えてきました。
(娘たちはもう、忘れているかもしれません。(笑))
でも、
時々下宿先からかかってくる電話の長女は、
この家に居る先生と次女に、向かって
(面白そうに)『今ケンカしてるの~(笑) いじわるはダメだよ~ 』 と
言ってきます。
いじわるは、絶対にいけません。
長女が、大きくなっても忘れていなかったことを知って、
このお話を書いてみました

2学期や後期が始まって、
お子さま達が何の気無しに話す話を聞くと、
お子さまを取り囲む世界には、
「いじわる」の方が
特に最近、多く聞くなあと思います。
最後には、ちゃんと、仲直りができているかしら。
ちゃんと、お互いの言い分を
相手に伝える環境が出来ているかしら。
時間の流れに流されて、そのまま過ぎてはいないかなぁ。
心の傷は、ずっと残ります。
もし、辛いことがあったとしたら、周りの誰かに、大人にも
助けを求める、権利があるのです。
いつも笑って教室に来てくれている生徒さんたちの、
本当は見せない、
しまってあるものがあったとしたら、
「もし何か言いたくなったら、秘密は守るから、
先生でよければ、教室にいるから、
いつでも言ってね。」
お子さま達が心の底から、ほっとできて
今日の学びに集中できる、
教室がそんな場でも ありますように。




じぶん一人の、「いじわる」はダメだよ。
相手が嫌だと言うケンカも、絶対にやってはいけないよ。
(それは「いじわる」になっちゃうから)
コロナ対策も人と会う時には特に注意して
みなさま元気に過ごしましょうね!