2022年09月01日
むしゃくしゃのおきかえ
今日9月1日は、「防災の日」です。
台風の接近も予想されていますね。
万が一の時の避難場所、避難経路も
家族や大切な人達と話をする機会を作りましょうね。
さて、
子どもは、一人ひとり違った個性があります。
(大人だって、そうですよね!)
だから、教室に通っているお子さま達も、みんないろいろです。
この日は、幼児さんのuさんが、
色を塗る教材の途中で、急に「えをかきたい!」と言い出して、
100点になった教材に、色とりどりのクレヨンを使って、虹を描き始めました。
今日は教室のクレヨンでかきたい!と言うので、「貸してください」と言うことも先生は教え、
受け取って
自分のお席でぐるぐるぐるぐると、一心不乱に描いています。
ぐるぐるぐると、ものすごい集中力です。
さっきまでのニコニコのおしゃべりが、うそのようです。
教材は途中のままで、何かを落ち着かせるように、
クレヨンにすべての気持ちを込めているかのようです。
ぐるぐるぐる。
(ああ、これは。)
先生は、あることに気づいたので、
「uさん、きれいなにじが描けたら、先生に見せてねー」と声をかけました。
3分くらいぐるぐるぐるぐるの後で、
ぱっと嬉しそうに顔をあげ「できたー 見てー!」と
先生の所へ持ってきました。
色とりどり!本当にステキなこと!
教材の雲のイラストの間の虹と、
雲もしろーく、たなびかせて描いてあります。(最初の写真)
「すごーい 上手ー! 」と 先生が言うと、
uさんはとっても嬉しそうです。
また虹描きと、その流れで、途中の教材の色塗りも仕上げて
あら今日も、よくできました! の一日でした。
先生の目からは、(uさんは、えらくなったなあ!) と思いました。
教材の途中で、違うことをし始めても、
えらくなったなあ と 思いました。
uさんの頑張りが、見えました。
幼児さんもだんだんと成長してくると、
周りと関わってなにかを成し遂げたい!協力し合いたい!という
協同意識が芽生えるのです。
そして合わせて、まだまだ発達の途中の時期ですから、
関わり合いたいなかにも、葛藤や、「こうしたい!」強い気持ちも出てくるのです。
uさんも、きっと今日は、教室にくるまえに、
周りの人たちや環境との関わり合いの中で、
むしゃくしゃが芽生えて、ふくらんで、
小さなこころがパンパンになってしまう時だったのでしょう。
教室に来たらほっとして、気持ちが爆発してしまうのだな、と
先生は想像したのです。
(実は私たちも突き詰めると・・・ そんなときがありますよね(!))
時に今日は、むしゃくしゃの日。
でも、今日は、むしゃくしゃを、破裂させなかった。
代わりに、自分だけの教材に、絵をかくという方法で
自分で、自分なりに、むしゃくしゃをソフトに小出しすることで、切り抜けた。
「自分が楽しいな、落ち着くな」という方法で、
自分自身で、むしゃくしゃの消化が、できた!
自分で葛藤や負の感情をコントロールするのは、それ自体すごく
ストレスがかかるし 自分と自分との攻防(!)で、
時にとっても、苦しくなること。(ですよね、私たちもね!)
それを、やってのけた!
静かに黙々とお絵描き、という手段で。
自分で「かきたい!」と、ことばで意思表示して。
ひとつ成長できた、この瞬間を、先生は見たのです!
きっとこれはuさんの、生きる力、になる。
そしてきっとこの先も、
uさんは、素直に、uさんらしく、伸びていく。
えらいぞ! uさん!
また、一緒に教室で成長していこうね!

幼児期の「気づき」は
素直で、新鮮で、おもしろくて、可愛くて、やさしい。
そして
「気づく」こと自体が、とっても大切なこと です。
ショートカットの方法は、いくらでもあるけれど、
大人が先に、教えてしまっては、もったいない。
先回りしてしまったら、もったいない。
と、思っています。
折り紙を 完成させるように、
幼児期は、
ゆっくり ひとつづつ。
時に戻って 折り方をやり直したりしながら、
お子さまの思うゴールに 近づいていければいいのかな、と
思います・・・☆
学研教室は、




1人1人に合わせた指導で、学びを通して
お子さまの学力・可能性の芽と自信を育んでいきます。
感染予防対策をして学習中。
☆「嬉しい!」をヤル気に☆
教室HP 「熊谷市 学研スポーツ公園通り教室」
「熊谷市 妻沼東ゆい教室」
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