2021年05月09日
すじーのとおった ふーき・・・ のはなし。
蕗(ふき)です。
春が旬のお野菜です。
洗ってから、塩をまぶして板ずりしてそのまま熱湯に入れて茹でて
茹であがったら冷水にとって、
筋を取って、調理します。
茹であがりを冷水につけたときの、鮮やかな若草色が、気持ちいい♪
保存する場合は、アク止めに、水に漬けておきましょう。(上の写真)
筋をむく作業は、すーーっすーーって、気持ちよい♪
水の適度な冷たさも心地よくて、先生は好きな作業です♪
娘達が小学生くらいの時には、「剥きたいー」と
よくお手伝いしてくれたものです。
たくさん茹でると、筋をむく作業もたくさんだから、
娘の手が猫の手でも(笑) 人手があるととても助かる。
なつかしいなぁ と思いながら、今は先生1人で、
部活動や筋力トレーニングや補習やら模試やらから
お腹を空かせて帰ってくる娘達のためにと、
すーっ すーって 筋を取っているのです。
さて、 ふき・・・ といえば、<おべんとうばこのうた>♪
(これっくらいの♪ から 始まる、
幼児期にきっと一度は見聞きしている、手遊び歌ですね!)
そこに登場する、「すじーのとおった ふーき」 ・・・
台所に立ちながら、蕗の筋をすーすー剥きながら、
先生が思ったこと・・・。
(あれ・・・?これはずっと・・・、すじの「通った(とおった)」 ふき だと思っていたけれど、)
(いやちがうよ・・・。 すじの(を)「取った(とーった)」 ふき なんだ・・・! )
(えーーーーー! 今この年で 気付くなんて・・・!(苦笑))
定番の<おべんとうばこのうた>♪
小さい頃は、にんじんさんやしいたけさんはわかっても、
ふき・・・は、どんなものか 想像がつかなかった。
時を重ねて、語彙がだんだん増えて、ことばの意味もわかるようになって、
知識もついてきて・・・、
先生は、ここまでずっと、
すじーの通った ふーき・・・ というのは・・・ きっときっと、
①筋がまだ、身に通っていて(残っていて)
他のお野菜は食べられても、筋ありのふきだけは、どうも固いから
きっと 「これだけは幼児さんは食べられなかったんだよー」 という意味合いの歌
・・・なのだろうなぁ(!) (それにしてはずいぶん楽しいリズムだなぁ(笑))
もしくは
②筋が通っている・・・ ということは、
きっと このふきさんは、自分の気持ちに真直ぐで、一本気で、堅実で・・・
かたちも細長いし(笑) じつにカッチリした性格をあらわして、
「みんないろいろ個性があるよー」という意味合いの歌・・・なのだろうなぁ。
さらに、幼児期に特有の、*アミニズム なんかを意識してあって、
このお歌を作られた方は、本当に幼児さんを理解していて
すばらしいなぁ・・・(!)
・・・なんて 思っていた・・・ものだから(笑)
「通った」 ではなく「取ーった」 という
根本的な意味の取り違いだった・・・ことには、本当にもう、
天地が引っくり返るような思い でした (台所でね ふきを剥きながら 笑)
(*幼児の発達における「アミニズム」・・・とは、
物や事のすべてを、生命があるものとして受け入れること
例えば・・・ お日さまさんが 笑ってるねー とか
お靴さんが泣いちゃうよー とか・・・
詳しくはご検索ください☆ みなさんもたくさんたくさん アミニズム時代、経験していますよね!)
・・・こんな思い違いは
小さい時は だれでも よくあることで。
(こんな年になってからも 先生は 遭遇してしまったとは!)
・・・この世の中は、まだまだ 知らないことが、たくさんありそうです。
今日は、ふきに 負けそうになったけれど(笑)
まだまだ、せんせいがんばります(笑)
生きることは、学べること。
大きいものも、ちっちゃいものも、
それは、ある日突然 やって来ることも。
そう思ったら 毎日を生きることは なんだかもっと
ワクワクできる気がしてきた・・・
すじーの「取」おった ふーき・・・ のおはなし。 でした

ふきのきんぴら
これは、美味しく出来ましたよ♪ 悪魔じゃないよ、天使ですよ(笑)
以前の記事 <悪魔のきんぴら 鬼はーそと!>
も 良ければ合わせてどうぞ♪)


Posted by 学研スポーツ公園通り教室・妻沼東ゆい教室 at 09:00
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