2020年03月12日
先生のつぶやき<国語科のこと>

突然ですが、先生は
『語彙・読解力検定2級』を持っています。
(2018年度第2回をもちまして終了、
現在は特徴を引き継いだ『Literas(リテラス) 論理言語力検定』となっております。)
だから・・・というわけではないと思うのですが、
ことばの扱いに対して、時々、あれ?? と思う時があります。
その一つが、 「ら」抜き言葉。
着れる、食べれる、来れる・・・・など、 昨今では
合理的表現として「ら」抜きもあり。と 推進されてきているようでもありますが、
着られる・・・着れる、 食べられる・・・食べれる、 来られる・・・来れる、
・・・なんだか「ら」を抜くと、ことばが何となくざつ・・・な感じがしませんか?
あと、リズム感とか、ことばのもつ響きが、何となく、きれいでない気が・・・しませんか?
(走り幅跳びで、「ホップ・ステップ・ジャーンプ」で形良く収まるところを、
ホップ・ステップのところで穴に落ちておっとと・・・みたいな(笑))
・・・たしかね、「れる・られる」=助動詞 の種類を
中学生で学習した記憶があるんですよ。 受身・可能・自発・尊敬 の4種類あるって・・・。
らーりーるーれるらる・・・ ・・・曖昧ですが そんなふうに友達と唱えながら暗記して(笑)
「娘から、怪しい目で見 られる」(受身)
「娘とやっと念願のあの長距離選手を見 られた」(可能)
「この時期に合宿に行った娘の体調が案じ られる」(自発)
「先生は、優しい目で彼女を見 られた」(尊敬)
注)例文は フィクションです。念のため(笑)
・・・・こんなに 種類や使い分けがある、「ら れる」
確かに抜いても 文体から意味がわかるのでしょうが、
こんなに種類があるのだからこそ、 きちんと「ら」を入れて 表記して
丁寧に使っていきたいと・・・・思いませんか?
(先生は思うのです・・・。)
古典文学には、なくてはならない「ら れる」の世界。
漢語とはちがって、「ら」のもつやわらかな響きが、和語っていいな・・・と
「ら」を入れて話す度に・・・思うのです


助動詞「れる・られる」の種類を見分ける問題が 大好きでした。
4つくらいある例文から、<受身・可能・自発・尊敬>のどれにあたるか・・・。
こっそり 時には引っ掛けようとしながら登場している「ら」達・・・、
犯人探し謎解き(笑)みたいで、見事みんなを当てはめて正解になると、嬉しかったのですね~。
勉強って 楽しむことが大事なのですね 後になってわかりますね

・・・つづく(次回は〈社会科のこと〉)
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