2020年03月08日

読書の効用 絵本のたのしさ

読書の効用 絵本のたのしさ




読書は、「読解力がつく」とか「文章構成力が身に付く」など
学習面で良い習慣とされていますが、

学習面以外にも、良いことをもたらしてくれるように思います。


例えば、我が家の娘達。
お弁当や、毎日のごはん作りが好きな長女は、たまに次女を誘います。
二人揃ってエプロンをつけて、一緒に台所に立って、
協力しながらあれこれ切ったり、焼いたり、お皿を用意したり・・・
そして 出来た料理を食卓に運んで、美味しくても???な味でも、
おいしいねー♪とニコニコほおばって、
食べ終わったらまた二人で、台所で食器を洗って片づける。

その一連の流れを見ていると、先生は、

「あぁ、あれだ・・・」と 思い出します。


あぁ、あれだ。 ぐりとぐらの絵本、カステラをつくるお話。

そして、冒頭の、
<僕らの名前はぐりとぐら。
この世で一番好きなのは、お料理すること、食べること。
ぐり ぐら ぐり ぐら>

このフレーズが浮かんで、ほほえましくなって、心が温かくなるのです。



・・・・きっと、そういうこと。


普段の生活のいたるところで、予測不可能でやってくる。(笑)

我が家のメダカの仲間を増やそうと娘達とペット売り場へ行ったら、
ケージの中でめちゃくちゃにいたずらで走り回るワンちゃんや猫ちゃんを見た時、

道を歩いていたら、くっついて仲良く歩く、おじいさまとちっちゃなお子さまを見た時、


「あぁ、 これは、さるの、ジョージです。 だね!(<おさるのジョージ から>)」
「あれは、豆太とじさまだね!(<モチモチの木 から>)」

そんな言葉を先生が思わず発すれば、娘たちは
「ジョージを超えてるね(笑)」
「これからせっちんに行くんだよ(笑)」と返事が来る。
そして、そこからは、 現実と絵本の世界が入り混じった会話が広がり、
何気ない日常の風景も、とっても楽しく 幅広く 奥深く 豊かになる。


絵本の世界に沢山触れてきたお子さま達は、
頭で内容がどうか面白そうかとか考える前に、
身体全体で本の世界を受け取っているのだと思います。

だから、嬉しいことも、悲しいことも、
ちょっと困難にぶつかったときも、
「あぁ あれだ。 あの登場人物の言っていた(やっていた) あれにそっくりだ。」
今まで仕舞い込んでいた、記憶の引き出しが、ここぞとばかり開いて、
一緒に楽しくなったり、なぐさめてくれたり、勇気づけて前を向かせてくれたり・・・

そんな、心の中の絵本の友達がくれる数々の想像力が、
自分の心を豊かにさせてくれて、
相手を思いやれる優しい気持ちが育つ、そして、
行く先々の将来、困難も最終的に、自分で自分の道を選択して切り開く、
一歩を踏みだす勇気と強い意志を持ち続けてゆけるのだろうなぁと思ってます。 


本が「心の栄養」といわれるのは、そんな理由からかも知れませんね☆



(ちなみに、長女は小さい頃<キャラメル>で大きくて幸せな幼児期を過ごし、
次女は、<たろうと、ちろーと、みーやと、があこと、まみちゃん>に囲まれて成長し、
<スーホの白い馬>になりきって、モンゴルの広い草原のように見える公園を走り回り、
大きくなったら、
おっちょこちょいの長女は<グレッグ>がいたから、
「こんなのなんともないさ。」と個性を長所に変え、
次女は、やっばり大きく成長した<たろう>と出会えて感激し、
今も少しぼろぼろになった絵本たちを取り出しては、気が済むまで音読をします。

ただ今の次女は プチ反抗期。見れば見るほど<ソッチ>のよう!
だったら先生は<あめやさんのおばあさん>でしょうか(笑) そんなの、<いいえ 誰でも>


・・・さぁ、 これは 何の絵本(や本)たちでしょう。 それぞれのキーワードで検索してみてくださいね♪)




だから、お子さまが何回も「読んで。」とせがむ絵本や
字は読んでなくても夢中になってページのあちこちを開いて
挿絵をじっと眺めてみたり、触っていたりする絵本は、

お子さまが、今、身体全部で感じ取ろうとしている世界。

楽しいお話も、ちょっと切ないお話も、怖いお話も、
絵本でなくて、図鑑でも、大人の新聞が目の前に出てきたとしても(笑)
どうぞ一緒に読んであげて下さい。
ゆっくりお子さまの気のすむまで、見させて、触らせてあげて下さい。
そして、 「面白いね」「ちょっと悲しくなるね」「これは怖いね」などと
感じたことをお子さまに語りかけてあげて下さいね。



休校中のこの時期、テレビもゲームも置いていない
(以前の記事<テレビのない話>をご覧ください♪)我が家の娘たちは、
退屈もせずに、それぞれに自分の世界へ仲間集めにいっています(笑) 無言でちょっと立ち止まって、
今日の〈気の合う仲間〉を探して。全てインスピレーション♪(笑)



<キャラメル>や<たろうとその仲間たち>や<白い馬>や<グレッグ>や
先生の<ソッチおばあさん>や<いいえ 誰でも>のように、
ここまで来た中で出会った沢山の本の中の人達や物、事、
いざというときに支えてくれる、自分だけの心の中の仲間たちの世界、

思い立ったら、いつでも、どこでも広げることが出来ますよ☆ face02 







読書の効用 絵本のたのしさ   
<僕らの名前はぐりとぐら。
この世で一番好きなのは、お料理すること、食べること。
ぐり ぐら ぐり ぐら>
もうこのフレーズだけで わくわくしてくるから、
もう そらで言える方も多いのでは♪

いつか きっと ・・・出てきますよ(笑) お楽しみに☆  







      






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Posted by 学研スポーツ公園通り教室・妻沼東ゆい教室 at 09:00 │育児・子育て