2024年11月27日
答えは「消さないでー!」

お子さんたちは教材やプリントに✓(チェック)があると、直そうと、すぐさま消しゴムで
がしがしがしがしと、書いた答えを消してしまうように思います。
自分が今さっき自信を持って書いた答えを、残念そうに、つまらなそうに、
悔しそうに・・・、そんな表情も垣間見せながらがしがしがしと真っ白にやるもんですから
見ているこちらまでなんだか、切なくなってきます。
チェックといっても、
文章題の答えは合っていて、答えの数のうしろの単位がついていなかったり、
数字の4が9に見えるような書き方だったり
国語であれば、漢字の送り仮名だけ違っていたり、
読解文の解答の、最後の読点(。)が抜けていたり・・・。
手順や、考え方はよくできていて、
あと一歩のところの✓もあるのです。
こちらで書かせて頂くヒントを読めば、
ああ簡単な間違いだったなと気付けるように、先生もヒントを書くのです。
チェックをすぐさま、全消しにすることは、ないのです。
小学生も、中学生も、あまりにもそういうお子さまが多いものだから
<真っ白になるまでがしがしがしがし>を見るたびに先生にはまるで、
今まで生きてきた人生を全消しにされているようにすら、
思えてしまうのです。
だから、教室では、
チェックを消そうとするお子さまに、
「待って!まだ消さない!」と声をかけます。
「消したら、自分がどう考えてどう答えたかがわからなくなっちゃう。
囲み(教材のポイント)やヒントを読んで、
今書いた答えとどう違うか見くらべて、わかったらそこでやっと、消して」と話します。
(自分で自信をもって書いた答えを消しちゃうのは、先生悲しいのよ、とも話します。)
間違えるのは、悪くない。
あなたがいけないのでも、ダメでも何でもない。
間違えたなら、自分の書いた解答をもとに、さあ、どこがどう違っていたのかな、
こう考えて検証することが勉強だと思うし、
なあんだ、ここが惜しかっただけなんだな、なんて
次は同じところで間違わないように
自分から気付くことができる意味ある学びだと、先生は思うのです。
自分が書いた答えも、
今まで歩んできた人生のように
ちょっと立ち止まって、ゆっくりどうしようか考えて
ぜんぶバツだと決めつけないで、
勉強も、人生も、あなたが歩むいっぽいっぽを
楽しく感じてもらいたいのです

すぐに全消し・・・そんな話を
お迎えの保護者様に話してみましたら、
うんうん、そうですよねと頷きながら
「昭和の時の教わり方は、そうでしたよね^^ (すぐに消さない、ということ)」
そんな返答でした。
むむむ・・・? いつから、どこから、
どのように変わってしまったのか・・・?
気になってしまった先生です
☆学研教室の指導方針☆
あせらず・ほめて・よくばらず
ゆっくり・じっくり・ていねいに
何年もたっても、これは変わりません^^

あせらず・ほめて・よくばらず
ゆっくり・じっくり・ていねいに
何年もたっても、これは変わりません^^

