・・・前回からのつづきです。
「勤労感謝の日」作文 これも導入時のこと。
生徒さんを集めて、勤労感謝の日はどんな日か、説明の後、
身の回りでお仕事をしている人はいますか? の質問をすると、
「お父さん!」
「お母さん!」
いいですね。おじいちゃん・おばあちゃんも現役でご活躍されている方もいらっしゃるでしょう。
そして、
「実は小学生も仕事をしてるんです! 学校に行ってるんです。」
と、話した後、小学6年生の女の子がいい質問をしてくれました。
「でも、小学生はお給料をもらえません!」
・・・・・さぁ、皆さんだったら どう答えますか?
色々な返答があると思います。こんなふうに答えました。
「そうだね。確かに小学生は学校へ行ってもお給料はもらえないよね。
でもお給料はもらえないけど、学校へ行くと、
算数や国語がわかったり、
体育で跳び箱が跳べるようになったり、前よりも早く走れるようになったりする。
音楽でいい声で歌が歌えるようになったり、
ピアノ?ピアニカを上手に吹けるようになったり。
お友達とも仲良くできたり、
けんかしちゃっても、仲直りできて、また一緒に遊べたり。
実は 小学生は、
そういう知識とか、気持ちとか、
目には見えないけど、もらってるんです。
じゃあ、それがどこで役に立つの?というと、
あなたたちが大きくなって実際にお給料をもらうお仕事をするときに、
今まで学校で学んできた、そういうものが役に立つ。
だから、今学んでいることは、とっても大事なんです。
あなたたちが将来を生きるための、財産なんです。 」
・・・突然の質問でのとっさの返答で、上手く伝わっているか心配でしたが、
その子は「ふうん」と納得した様子でした。
他にも、じっとこちらを見て聞いていてくれたお子さんや
ほぉーーーと驚いた様子のお子さん、ハッと何かに気付いた感じのお子さん
どのお子さんも、真剣に聞いてくれていたと思います。
真剣に伝えると、相手も真剣に聞いてくれるんですね。
・・・今は、上手くいってなくてもいい。
行き詰まっていてもいい。
・・・そういうものもまるごと財産として、
自分の糧になると信じて、
お子さん達
これからをたくましく歩んでいって欲しいなと思います。
学研教室の先生は、一生の担任です。
また質問してね♪